敏腕経営者が走り始めるに至ったワケ〈1〉

アミノサウルスの開発・展開をはじめ数々の事業を成功に導いてきた敏腕経営者にして、マラソン2時間25分43秒の自己ベストをもつ強豪市民ランナー嵜本晃次さんは、なぜ走り始め、トライアスロンで世界の頂点に挑むに至ったのか?TRIBizeezを主宰する小嶋隆三さんが、訊いた。

嵜本晃次Koji Sakimoto

サウルスジャパン株式会社代表。アミノサウルスに代表される「SAURUS」シリーズのサプリメントを手がけるほか、不動産・ホテル事業も展開。経営者として手腕を振るう傍ら、マラソンランナーとしても活躍。2022年に本格参戦したトライアスロンでは天草、福岡、今治で年代別優勝、JTUエイジランキング(40-44歳)の年間チャンピオンに輝く。ランニングやトライアスロンをめぐる自らのスタイルを発信するYouTube「SAKI RUN サキラン」は登録者4万人超の人気チャンネル。

嵜本晃次さん

小嶋隆三Ryuzo Kojima

歯科医師、株式会社RMG代表取締役。大学卒業後、大学病院などで実績を積み、2013年、29歳のときに個人クリニックを開業。同時に株式会社Ryuメディカルグループ(現RMG)を起業。その後、食の面から健康な生活スタイルをサポートする予防事業にも進出し、2020年にはアスリートのための自然派グラノーラ「パワグラ」を開発、販売を手がける。年間10前後の大会に出場するトライアスリートでもある。

小嶋隆三さん

走り始める以前は「24時間仕事人間」だった

小嶋隆三さん(以下、小嶋) 嵜本さんのマラソンでの躍進は有名で、僕もYouTubeなどでチェックしてますが、あらためてランナーとしての経歴を教えてください。

嵜本晃次さん(以下、嵜本) 走り始めたのは30代に入ってからです。それまでは仕事が趣味の仕事人間だったんですが、28歳のときに子どもが生まれて、年子でふたり目が生まれた。彼らがあっと言う間に3、4歳になって、幼稚園の運動会とかもあるから、ちょっとジョギングでもしてくるわ、と。

で、2013年、32歳のときには、友だちの誘いもあって大阪マラソンに出ることになったんですが、当時は、まわりに情報網もなかったので、練習は最長15㎞まで。大会当日も補給食も何にも用意してなかったので30㎞でパワー切れ。脚ガクガクで4時間半かかりました。

でも、当時まわりにマラソン走っている人もあんまりいなかったので、「ようあんなキツいの走ったな!」とムチャクチャ褒められて。こんだけみんなにスゴイ・スゴイ言われるんだったら、またマラソン走りたいなと(笑)。

走り終わって1週間後くらいには、次に走れるマラソン大会を選んでました。そこで、スイッチが入って、サブスリーしたのがマラソン初完走の1年3カ月後。

32歳、4時間30分で完走した初フルから1年3カ月でサブスリー、さらに40歳で2時間25分のPBをマークしている嵜本さん

次の目標にと思って出たウルトラマラソンで脚を痛めて1年半くらい走れなかった時期もあったんですが、脚が治って走り始めたときに、ちょうどナイキの厚底カーボンプレートのシューズが出て、2017年の秋、もう1回、マラソンに挑戦しました。このとき3週連続、2時間40分切りできて、そのSNS発信で一気に僕のことを知ってもらえるようになったんです。

小嶋 3週連続!

嵜本 ちょうどアミノサウルスを販売し始めたのも同じ2017年の頭くらいからだったんですが、最初は全然売れなくて、食べる物とか飲む物って難しいなと思っていたんですが、この3週連続、2時間40分切りが、「こいつの強さの秘密は何なんだ?」「この人のリカバリーって何だ?」と関心をもってもらえる転機にもなったんです。

嵜本さんが手がける「サウルスシリーズ」は、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどアスリートに必要な栄養素をカバーする、プロフェッショナル志向の人気シリーズ

マラソンよりも前にトライアスロンがやりたかった

小嶋 その嵜本さんが、なんでトライアスロンに参戦することに?

嵜本 40歳の節目に、最後のびわ湖毎日マラソンで2時間25分の自己ベストを出せて、ちょうどいい機会だなと思ったんですよ。ここでもう自分のタイムを追い求めるのはやめて、今後はみんなにマラソンという目標に対して、どうやったら日々を楽しく過ごしていけるのかということを伝えていこうと思った。

じゃあそのときに何でトライアスロンなのかというと……実はそもそも、という話で(笑)2012年にはトレックのTTバイク買ってたんですよ。トライアスロンをやるつもりで。

小嶋 マラソンやる前に?じゃあそっちが先だったんですか。

嵜本 そう。当時『行列のできる法律相談所』(TV番組)で、東野(幸浩)さんがトライアスロン(佐渡Aタイプ)を完走したりしていて、それを見て、自分もやりたいと思った。トライアスロンをやってる経営者も多いと聞いて、何か仕事にもつながったらいいなぁと。まず自転車を買って、練習しはじめたんですけど、自転車のほうは当時、一緒に乗りに行く知り合いもいなくて。

アプローチやスタイルはそれぞれに、トライアスロンのあるライフスタイルを探求する嵜本さん(写真左)と小嶋さん(同右)。同じ経営者でも、いろいろな色合いの人がいるのがトライアスリートの面白さ、とは嵜本さんの弁

小嶋 そうこうしているうちに、走ることにハマってしまったと。

嵜本 トライアスロンは「3つの競技を極めた者が勝つ」ということだと思うんですが、同時にそれは「絶対極められないコト」だというのもわかる。10年くらい競技としてマラソンをやって、走りはある程度極められたという自負はあるので、もうそろそろ、そういう難しい競技をしてみたいなと。

小嶋 トライアスロンでの目標は?

嵜本 僕の強みが生かせるのはロングだと思っています。オリンピックディスタンスは、まずトライアスロンの経験を積むために昨年7レースくらい出させてもらったんですけれど、ホントに僕がチャレンジしたいのはロングで、やっぱりアイツ強いな、と指さされるくらいの選手になりたいなと。SNSにも書いたんですけれど、3年でエイジ(年代別)の世界チャンピオンになりたいと思っているんですよ。

この3年、約1000日というのが、自分の中のひとつの目安で、何事も3年しっかりやれば、ある程度、その道のプロと呼ばれる領域まではいけると思っているんです。

マラソンを始める前に用意していたTREKのバイクで、2022年にトライアスロンに初挑戦。まずは、経験を積むべく51.5㎞のレースに出場し好成績を収める

例えばマラソンでは3年あれば2時間半を切れると。(2年目の)今年は宮古島や徳之島など、ミドル〜ロングのレースに出て、自分の限界がどこにあるかを探したいと思っています。大体の限界を把握したら、自分はどこが弱かったのか、次は何をすればいいのか考えて、それを3年目で集約させると。 で、3年目の佐渡のロングで、総合3位に入るというのが、2024年の目標になるかと。もちろんコナの表彰台も狙いますが、まずは僕みたいなおっさんが佐渡の総合で3位に入れたら、面白い競技だなぁと思ってもらえるかなと。 それを見た僕みたいにマラソンをやり込んだランナーが、「それなら俺もトライアスロン、やってみようかな」「日本代表として世界にチャレンジしたい」と興味をもってもらえたらうれしいですね。

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