Profile

西川さくら選手 
陸上選手として活躍しながら、ピラティス講師としても活動する西川さくら選手と、「パワグラ」を展開する株式会社RMGの齋藤皓允(代表取締役)

西川さくら選手 Sakura Nishikawa

2001年、広島生まれの22歳。高校卒業後、有名マラソン選手を輩出している天満屋(女子)へ入社(仕事とマラソンを両立)。ケガの影響で一線から退くも、回復後の2023年、新日本住設(女子)からのオファーで現役復帰。現在は、マラソン参戦、日本選手権の出場、クイーンズ駅伝でのチーム優勝を目標に掲げ、トレーニングに励んでいる。

《所属》
西条農高校 (2017年~2019年) 所属実業団 天満屋(2020年~2021年)→新日本住設(2023年~現在) ピラティススタジオ「ポルネ」でインストラクターとして活躍 
《店舗情報》
PoRenaî 西宮
《主な戦績》
高校:中国高校駅伝2区 区間賞、中国五県陸上選手権大会1500m 3位
社会人:全日本実業団出場(天満屋)、岡山県選手権 4位

身体の特性を知って食事をカスタマイズ

PG 競技をする上で、トレーニングやケア同様に、欠かせないのが食だと思います。食事に自分ルールはありますか?

西川 私は骨密度が低いので、ビタミンDや、骨の合成に必要な栄養素とコラーゲン、カルシウムなどを意識して摂るようにしています。

我慢し過ぎてはダメなんだろうなっていうのはすごく感じていて、あれもこれもダメだと思うと一番しんどくなるのが自分なので、そこは臨機応変に身体に良いか悪いかで判断するようにしています。

お菓子でも適切な量であれば身体には悪くないと思うので、これは私にとって身体に良いか悪いかで買うようにしていて、過食と拒食の経験から身体に悪いことはしないと心掛けています。

骨密度が低いのは、年齢は関係なくって長距離の人って月経不順(生理が安定してこない)だったり、体重が落ち過ぎたりして、骨密度が下がりやすい傾向にあるんですよ。

自分の場合は疲労骨折を繰り返してしまうことで、骨密度の値が結構低かったんです。カルシウムを摂ることと、その吸収を助けるビタミンDが必要なので、しっかり摂る意識はしています。

西川選手の食事例

強いアスリートは3食しっかり食べている

PG 西川選手の活躍の裏には食生活の影響も大きかったと思います。栄養バランスと食べ物で気を付けていることは何ですか?

西川 そうですね。天満屋に入ってタイムが伸びたんですけど、高校のときは食べてはいけないって思っちゃって、夜は白ご飯を抜いて糖質カットしたり、スポーツする人とは思えないぐらいの食生活を送っていて、ホント食べないようにしていて、一方で爆食しちゃうこともあって。

爆食と食べないのを繰り返していたんですけど、社会人になると寮でご飯が出るのでちゃんとご飯を食べないといけない。その分体重は増えちゃうんですよね。今まで食べてこなかった分食べているので。

入社して体重は増えたんですけど、それなのに走れたっていうのが自分の中ではビックリして、食べて増えているのに走れるって思ったら、食事ってすごく大事なんだなって知って、ちゃんと3食白ご飯を食べるというのをすごく意識しています。

西川選手の食事例

私は高校のとき、家政科・生活科っていう学科で、料理・栄養に関わってきたのでそれなりにちゃんと献立を自分の中で作れるようにはなったので、その中でバランスよくしっかり食べるようにしています。血液検査で自分が足りてない部分が分かるので、その部分はしっかり多く摂ることを心がけています。

PG試合日にピークをもっていくために「食」の観点で意識していることはありますか?

西川 糖質をしっかり摂ることですね。私は(ターゲットレースが)マラソンだけじゃないので、そこまでちゃんとしたカーボローディングとかはしないんですけど、どんなスポーツでも試合のときは糖質を多く摂る必要があると思うので。

年齢のことも考える必要があって、18歳のときの私と今の私とでは感覚も消化機能も全然違う。量は一緒だけど糖質の割合を多く摂ることを心がけています。

ちょっと身体がしんどいときとか、身体が弱っているときは、小麦とか乳製品が刺激になっちゃう部分があったので、試合前はそこを控えることもあります。

たとえば、生理前とかだったら身体が弱くなりやすいので、そこはパンとかあまり食べないようにするとか、試合前は小麦や乳製品はあまり食べないように心がけています。血液検査で私の身体に合っていないという数値が出ていたので。ご飯、お餅とか脂質の少ない糖質で摂取するようにしています。

西川選手の食事例

PG 試合の前に、決まって食べる「勝負メシ」みたいなものはありますか?

西川 白ご飯はしっかり食べるようにしていて、エネルギーも意識するんですけど、それ以上に鉄分を意識するので、鉄が含まれている牛肉だったり、鉄分インゼリーとか、鉄が含まれているものは結構積極的に試合の1週間前から摂るようにしています。

鉄分とビタミンをしっかり摂ることで疲労の回復度合いが全然違う。すごく疲れてご飯が食べられなくなったときに鉄剤とビタミン剤をもらったら身体の調子が変わりました。

私の身体にとっては鉄とビタミンが一番大事なんだなっていうのは分かったので、試合前は特に意識しています。

PG マラソンは消耗が非常に厳しいスポーツですが、リカバー(食事の視点)で意識されていることはありますか?

西川 早く栄養を摂らないといけないので、プロテインが主流だと思いますが、あまりプロテインが好きじゃないので、タンパク質多めの食事を心がけていますし、白ご飯って脂質が少なくて私たちの身体に合っていると思うので、おにぎりは(運動後)早く食べるようにしています。あと、身体の疲労回復にはビタミンが必要なので、それも早く摂るようにしています。

西川選手の食事例

甘い物好きも納得の「パワグラ」
無添加のやさしい味が好き

PG 「パワグラ」を食べていただいていますが、味や食感、風味などいかがでしょうか?

西川 私は甘い物が好きなのですが、「パワグラ」は手軽に摂れて、甘味もあるのがいいですね。しかも無添加で食材本来の甘さなので、それがすごくうれしくて。

朝練習が終わった後、シャワーも浴びないといけないし、出勤しないといけないので時間がないんですよ。その中でササっと食べられるものって本当にありがたいです。

味も好きです。人工的な甘味料の味がしなくて、素材の味が直に感じられる。健康にも良いと思うし、甘い物って摂れば摂るほど中毒性が高いと思うんですけど、それって人工的に甘いものだからですよね。

「パワグラ」は自然な甘さなのでその後、甘い物が食べたいともならず、満腹感もありますし、私的にはとてもありがたい。

食べ方は、まずはそのままの状態で食べた後に、半分くらいから牛乳をかけて食べています。私はストロベリーが好きです。

市販のグラノーラに比べたら食感は硬めですが、そこまで気にならなく、よく噛むことで満腹感がちゃんと増すのでいいですよね。

「パワグラ」は手軽にそのまま食べたり、牛乳と一緒に食べたりしているそう。「おいしく腹持ちがいいのがうれしい」(西川選手)

PG中学生のコーチをされた経験もあるそうですが、食事の面でジュニアアスリートへアドバイスはありますか?

西川 まずは、陸上が好きな気持ちを大事にして欲しいこと、持ち続けて欲しいこと。昨年、中学生のコーチをしていたんですけど、「痩せないといけない」「絞らないといけない」「ご飯って食べて良いですか?」って感じで聞いてくる子が多くて。それを聞いたときに、中高生って一番成長期で一番身体の土台となる大事な時期なのになって思いました。

多少太ったにしても食べることってとても大事なことですよね。今後、それこそ実業団に入ってすごく負荷のかかる練習をしたときに耐えられる身体かっていうのは、中高生のときにちゃんとした食生活をしていることや、ちゃんと寝ていることなどしっかりした生活リズムを送ってきたかがすごく大事になるなって思っています。だから、「食べない」っていう選択をしないでほしいと思います。

ちゃんと3食食べるのと、一番の成長期なので摂取カロリーも大事だと思うので、3食で補えない部分は「パワグラ」のようなものを補給食として食べたり、自分で考えて陸上競技をしてみるという感覚は子どものときから身に着けていて損はないと思います。それが、社会に出たときでも何かを考える力になると思います。

アスリートにオススメ「パワグラ」ちょこちょこ食べ

PG 「パワグラ」を食べるようになって良かったことと、逆に不満なことがあれば教えてください。

西川 良かった点は、手軽に食べられるところ(持ち運びしやすいところ)と、味が私好みだったことです。不満なところって何だろうって考えて、そんなに思い浮かばなかったんですけど……。

色んなスポーツがありますけど、特にランナーは、糖質もタンパク質も鉄分も摂らないといけない(腸が良くないと吸収しづらい)。腸活の面で食物繊維もやっぱり大事ですし、噛むことでも大事ですから、(それらをすべて押さえている)「パワグラ」は陸上選手にとってすごく良い食品だと思いますし、継続もしやすいですよね。

PG パワグラをどのような場面で摂取すると良いと思われますか?

西川 私は朝だったり、間食・補食なのかなと思いました。

PG パワグラを食べて体調の変化はありましたか?

西川 甘い物を欲するのが結構少なくなった。朝ごはんでしっかり噛んで食べることで、満腹度合が続くのでお腹の調子が安定しています。素材の味を感じて食べられるものいいですね。

PG パワグラとアスリートの相性はいかがでしょうか?

西川 すごく良いと思います。アスリートに大事な栄養素が入っていると思いますので。市販のものって一般向けに作られていると思うので、糖質が少ない、ロカボばかりじゃないですか。 私たちにとってはロカボが必ずしも良いわけではない。低GIというのはすごく大事なんですけど、炭水化物が減れば糖質も少なくなってしまいます。「パワグラ」は、糖質も含めバランス良く必要な栄養素が摂れるっていう部分ではアスリートにとってすごく良いと思います。

PG パワグラの満足度は星5でいくつくらいでしょうか?

西川 満点で良いと思います!