トライアスロンは仕事での成長につながるか?〈3〉
トライアスロンを楽しみながら仕事との相乗効果を生み出している3人のトライアスリート(※プロフィール記事末尾)が登場した「TRIBizeez(トライビジーズ)supported by PAWAGURA」オンラインイベント第2弾(2022年11月24日開催)。
カラダのために
良いものを適量とる
イベント参加者よりZoomチャットコメント:
食事・栄養の管理も重要な要素だと思いますが、徹底・工夫していること、逆に我慢していることがあれば教えてください。
大西勇輝さん
基本食べたり飲んだりするのが好きなので、あまり節制はしていません。
しかし、歳と共に体重が落ちにくくなってきたので、食べよう、飲もうと決めた日はあまり気にせず食べますが、その前後で量のバランスをとるようにして、トータルで量を調整しています。
また、朝は軽めにというのをずっと続けています。
軽めにしたほうがデスクワークなど、午前中から頭が冴える。食べすぎると眠くなるので、最近はヨーグルトにパワグラを少量。
前田直昭さん
ご紹介したように、私の場合、いろんな時期があるんですが、レースで自分のパフォーマンスを高めたいときは身体を絞ったりするので、摂取時間やトータルのカロリー、脂質などの摂取量は意識します。
普通に過ごしている時期はさほど意識していませんが、歳のせいか自然と食べすぎることもなくなってきました。
先ほど自分の気持ちと向き合うという話が出ましたが、食事もそういう何が食べたいというのが内側から出てくるので、そういう気持ちにあまり逆らわずに食べるようにしています。
ただ、食事にはいろんな側面があって、身体に良いものを自分で選んで摂っているという意識でいると、さらに気持ちが乗ってきて、良い方向に行けるのかなという気がします。
ちなみに私はパワグラを朝、仕事の段取りをしているときなんかに、お菓子みたいにそのままポリポリ食べてます。
小嶋隆三さん 私も基本そうです。パワグラは間食で食べるほうが多いんです。お菓子がわり、プロテインバーがわり、菓子パンがわりにバッグに入れていて、ポリポリ食べる。
福田聡子さん
私は食べることが大好きで、「一食入魂」と思っています。
その意味で管理はすごく大変です。朝はシリアルを食べるので、最近はパワグラを食べています。すごく手作り感があるというか、トライアスリートのために色々な素材をワンパッケージにして、「これを食べていれば大丈夫」という感じなので、シリアルと混ぜて食べています。
あとは食べたものをカロリー計算アプリの「マイ・フィットネス・パル」に入れて、カロリーの管理をするといったことをやっています。
「You are what you eat (あなたは食べたものでできている)」と思っているので、できるだけいいものを身体に取り入れるようにしています。
新しい視点も得た
二度目のオンラインイベント
小嶋
今回のイベントは、みなさんが仕事とトレーニングの両立をどう考えているかなど、色々参考になることがありました。
特に前田さんの仕事とトライアスロンのON/OFFの話(>>前回コラム参照)はなるほどと思いました。
仕事が忙しい時期はトレーニングがリカバリーになるという考え方は、自分が知るかぎり、これまであまりなかったなと思います。
仕事がすごく忙しい時期にトレーニングも一生懸命やらなきゃいけないとなるとキツいけど、そこでちょっとマインドを変えるだけでポジティブにトライアスロンを継続できる。
今回はそうした新たな視点も得られて、非常に良かったと思います。ありがとうございました。
大西勇輝さんYuki Ohnishi
学生時代は横浜高校野球部、順天堂大学トライアスロン競技部で活躍。教員、アウトドア系スポーツ施設の運営・プロデュース業を経て、現在サイクルアパレルメーカー「パールイズミ」でマーケティングを担当。「PI TRI」や「PICC」などのスポーツコミュニティーを主催するほか、PR活動や商品企画、サイクルプロチームのサポートなども担当。トライアスロンやサイクリングを通じて、生涯持続可能なアスリートライフを提案している。1981年、大阪生まれ。1児の父。
前田直昭さんNaoaki Maeda
2013年にトライアスロンデビュー。51.5、IM70.3セントレア、宮古島など、ショートからロングまでレースを楽しむ。仕事では大学卒業後、プラントメーカーのエンジニア、経営コンサルタントを経て、化学メーカーに移りビジネスプロセスの改革を担当。現在はデジタル変革推進を手がけている。また、社会人2年目の2000年にNPOを立ち上げ、海川の清掃や子どもの環境教育などにも取り組んでいる。1976年、千葉生まれ。4児の父。小田原在住。
福田聡子さんSatoko Fukuda
ウィスコンシン州立大学卒業後、人材育成企業に入社。人材育成のスペシャリストとして活躍の幅を広げ、2000年にグローバル・エデュケーション株式会社を設立。大手企業向けのグルーバル化人材・自立型人材の育成を手がける。現在、クライアント約400社のグローバル人材育成をサポートしている。2020年から同社代表取締役。講師、コンサルタント、経営者として忙しい日々を送る中でトライアスロンと出会い、オリンピックディスタンスからアイアンマン、エクステラまで幅広くレースを楽しむ。1969年、東京生まれ。
小嶋隆三さんRyuzo Kojima
歯科医師、株式会社RMG代表取締役、TRIBizeezの主催者。大学卒業後、大学病院などで実績を積み、2013年、29歳で個人クリニックを開業。同時に株式会社Ryuメディカルグループ(現RMG)を起業。その後、食の面から健康な生活スタイルをサポートする予防事業にも進出し、2020年にアスリートのための自然派グラノーラ「パワグラ」を開発、販売を手がける。年間10前後の大会に出場するトライアスリートでもある。