運動すると仕事の効率も上がる。
その裏付けを求めた3冊
トライアスロン(趣味のスポーツ)に取り組みながら、ビジネスパーソンとしての学びにも余念がない、TRIBizeez(トライビジーズ)メンバーたちがオススメするブックリスト。
今回は、昨年開催されたオンラインイベントの中でも、オススメ書籍をいくつか挙げてくれた大西勇輝さんの最新オススメ3冊をご紹介。
大西私が昼に運動するのは、トレーニングというだけでなく、リフレッシュ、リセットするという目的もあります。
昼休みは休む時間という人が多いですが、私の場合は軽く運動して、シャワーを浴びる。特に夏のランニングはサウナ効果があります。汗だくになって、水シャワーを浴びることでスッキリし、午後の仕事の効率が上がる。
なぜ運動するとスッキリするのかということに興味があって、『運動脳』『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』など、色々な本を読んでいるんですが、こうした本には運動と脳のメカニズムに関することが書かれていて、「運動するとスッキリするのは、脳科学的にこういうことがあるからなんだ」と納得できました。
特に面白かったのは『運動脳』という本で、運動がネガティブな精神状態を改善して、仕事の効率を上げたり、発想の柔軟性を高めたりするにも良いといったことが書かれています。(※オンラインイベントでの発言より)
『運動脳』
アンデシュ・ハンセン 著
御舩由美子 訳
サンマーク出版 刊
大西走る(歩く)ことで、思考、集中力、対ストレス、様々なことに対して、ポジティブな影響があることが分かりやすく書いてあります。 トライアスリートしての日々の運動は、トライアスロンだけへの効果ではなく、生活全般にプラスに働いていることがわかります。
『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』
ケリー・マクゴニガル 著
神崎 朗子 訳
大和書房 刊
大西運動をすることで、幸福感や人とのつながりにも良い影響があることがわかり、あらためて生涯運動は続けていこうと思える内容です。
『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる ――最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』
フローレンス・ウィリアムズ 著
栗木さつき、森嶋マリ 訳
NHK出版 刊
大西できるだけ「自然」を感じられる場所でランニングをしたり自転車に乗ったり、自然が好きな自分ですが、この本は自然の中に身を置いたり、身体を動かすことへの様々な良い効果について書かれています。
大西勇輝さんYuki Ohnishi
学生時代は横浜高校野球部、順天堂大学トライアスロン競技部で活躍。教員、アウトドア系スポーツ施設の運営・プロデュース業を経て、現在サイクルアパレルメーカー「パールイズミ」でマーケティングを担当。「PI TRI」や「PICC」などのスポーツコミュニティーを主催するほか、PR活動や商品企画、サイクルプロチームのサポートなども担当。トライアスロンやサイクリングを通じて、生涯持続可能なアスリートライフを提案している。1981年、大阪生まれ。1児の父。
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